近年、社会のデジタル化やネットワーク化が進み、作品やレポートの制作・利用・流通も変化しています。新しいテクノロジーを活かした表現が可能になる一方で、他者の権利を侵害してしまうケースもあります。表現の自由と他者の表現の尊重は等しく重要です。最低限の知識をQ&A形式で共有します。
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Q. 自分で書いたレポートをインターネット上で公開してもよいですか?
A. あなたが書いたレポートの著作権はあなたにあります。ただし、添削指導を受けたレポートは、添削部分に教員の著作権があります。公開する場合は、添削した教員の許可が必要です。課題文の公開にも作成教員の許可が必要です。
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Q. 教員または事務局からの「質問回答文」をインターネット上で公開してもよいですか?
A. 個人宛の回答文であり、公開は禁止です。
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Q. 俳句、短歌、標語、キャッチコピー、映画のタイトルなどをレポートに書く場合、出典の明示は必要ですか?
A. 俳句・短歌には著作権が認められます。引用する場合は出典を明示してください。標語・キャッチコピー等の短い文言も創作性があれば保護対象となる場合があります。タイトルは多くの場合、著作権保護の対象ではありません。
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Q. レポートに書籍の文章を引用するとき、どの程度までなら許されますか?
A. 文字数ではなく創作性の有無が保護対象かを決めます。引用は、①自分の文章と明確に区別、②自分の文章が主体、③引用の必然性、④出典明示、の条件を満たしてください。
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Q. インターネットの写真や図版を、そのままレポートに使ってもよいですか?
A. 個人的・教育目的での複製は一定範囲で許容されますが、レポートに掲載する場合は引用条件を満たしてください。収集物の配布やWeb公開は保護対象を超えるため、著作権者の許可が必要です。
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Q. 授業を撮影・録音して上映会を開いてよいですか?
A. 授業の著作権は教員にあります。無許可の撮影・録音は侵害となる場合があります。他の学生の肖像権・著作権にも配慮が必要です。やむをえない場合は教員および受講生の許可を得てください。
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Q. 授業中に制作した自分の作品をブログに載せてもよいですか?
A. 教室の無許可撮影は禁止。教育的指導のもと制作した作品は教員に著作権が発生する場合があります。掲載前に教員へ確認してください。
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Q. 模写に著作権者の許可は必要ですか?
A. 個人利用や教育目的なら許可不要ですが、それ以外の用途では許可が必要です。保護期間(通常、作者死後70年)経過作品は自由に利用できます。
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Q. コラージュやパロディはどこまで許されますか?
A. 原作品が特定できない程度なら侵害とならないことがありますが、判断は個別事案によります。
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Q. 授業中や課題のために作成した論文・作品を公募展等に出品してよいですか?
A. 原則、作成者に著作権がありますが、指導を踏まえる性質上、出品時は教員や研究室への確認を推奨します。
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